「派遣」をキーワードに語りましょう!

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様々な思惑で派遣された遣隋使

遣隋使のことは、皆さんも学校の歴史の授業で教わりましたよね。ここでは「派遣」というキーワードを軸に、いにしえの日本の外交について、考えてみましょう。

アメリカの第13代大統領ミラード・フィルモア(以下、フィルモア大統領)は、1852年2月、全権使節として、マシュー・カルブレイス・ペリー提督(以下、ペリー)を日本に派遣することを決めました。ペリーの日本派遣を決めたアメリカ政府は、当時日本と交流のあったオランダ政府に「アメリカが通商交渉使節を日本に派遣する」旨を通告してくれるよう、依頼しました。そして1853年6月、4隻の軍艦をひきいたペリーが浦賀にやってきたのです。ペリーは当時日本を統治していた江戸幕府に、開国・通商を求めるフィルモア大統領の親書を差し出し、日本の開国・通商を強く迫りました。翌1854年6月、幕府はアメリカの圧力に屈する形で、ペリーと日米和親条約を締結しました。

アメリカと江戸幕府が締結した日米和親条約の内容は「和親」とは名ばかりの、不平等条約でした。なぜなら、その条約には「日本はアメリカに片務的最恵国待遇を与える」という1分が記してあるからです。つまり「日本だけが一方的にアメリカを最恵国待遇しろよ!」ということです。その後、幕府はイギリスやロシアとも、同様の屈辱的な不平等条約を締結しています。

ペリー来航で、西洋列強との圧倒的な国力の差を認識した日本は、オランダに依頼して、本格的な西洋式の海軍の創設にとりかかりました。